2016年10月9日日曜日

好川菜々が悲願の世界王者に、WBO女子フライ級

 WBO女子世界フライ級王座決定10回戦は9日、大阪府堺市産業振興センターで行われ、元OBFP女子L・フライ級王者、好川菜々(38=堺東ミツキ)が前WBO女子世界L・フライ級前王者、李恩恵(33=韓国)を2-0の判定で下して新王者に就いた。前半は李の左フックが好川の顔面をとらえるシーンが目立ったが、中盤に好川がボディパンチから積極的に前に出て、主導権を奪い返して競り勝った。

 セミのS・バンタム級8回戦は山本拓哉(エディタウンゼント)が4回に右ストレートでダウンを奪うなど、13年全日本フェザー級新人王の河村真吾(堺東ミツキ)を判定で破った。また、極真空手出身の13人きょうだいの三女でデビュー戦が注目された澤井涼(井岡弘樹)はタイ人選手を連打で圧倒、2回1分50秒TKO勝ちを飾った。

◇WBO世界女子フライ級王座決定10回戦
好川菜々(堺東ミツキ)[2-0(95-95、96-94×2)]李恩恵(韓国)
 開始早々は好川が左ジャブから攻め込んで、ペースをつかむかに見えたが、李は左フックを多用して、好川の接近を阻んだ。好川はフットワークを生かして徐々に間合いを詰めて、6回からボディにパンチを集めて、李の上体を丸めさせ、パワーを削った。好川は強力パンチでぐらつかせるまでには至らなかったが、終盤も前に出て李の反撃を許さなかった。

 セコンドには夫の野上真司トレーナーが付き、終始「前に出ろ。気持ちで負けるな」と気合を入れ、好川も動きを止めなかったのが勝因。昨年4月の世界初挑戦に失敗、今回負ければ引退を公言していた好川は夫唱婦随で悲願の世界タイトルを獲得した。

◇S・バンタム級8回戦
山本拓哉(エディタウンゼント)[3-0(76-75×2、78-75)]河村真吾(堺東ミツキ)