S･ウェルター級タイトルマッチ、WBA“レギュラー”王者ジャック・クルカイ（ドイツ）vs挑戦者元WBO王者デメトゥリアス・アンドラーデ（米）の計量が10日行われ、クルカイが153.2ポンド（69.49キロ）、アンドラーデが153.4ポンド（69.58キロ）を計測。リミットの154ポンドに合格した。

　試合は明日11日（日本時間12日）ドイツ・ルートビヒスハーフェンのフレデリッヒ・エベルホールで開始ゴングを聞く。この階級のWBA“スーパー”王者にはエリスランディ・ララ（キューバ）が君臨する。

　当初試合は昨年11月に予定されたが、アンドラーデのプロモーターが承諾せず延期されていた。アマチュア時代、2007年の世界選手権で優勝、同大会でクルカイを下しているアンドラーデ（23勝16KO無敗）はプロでも連勝を狙う。

「明日、全速力の列車がジャック・クルカイを押しつぶす。前回はアマチュアのように戦ったけど、今回はプロ仕様で負かす。ジャックのアゴに右強打を決めて終わらせる」と決意を語った。

　一方、WBA暫定王者からララの昇格でグレードアップしたクルカイ（22勝111敗）は「デメトゥリアスがどんな戦法で来ようが私は対応可能だ。約10年間、こんな晴舞台を待ち望んでいた。アンドラーデに勝ったら、アメリカ進出のドアが開くだろう」とコメント。

　ラスベガスの賭け率は11-1ほどで挑戦者アンドラーデ有利と出ている。Photo/BoxingScene.com