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トップランクのアラム氏は疑問の声

パッキャオがミドル級進出でゴロフキンを標的? 
トップランクのアラム氏は疑問の声

2020年6月13日 9時14分

 WBAウェルター級スーパー王者、マニー・パッキャオ(比=写真)がミドル級に進出する─。参謀役の殿堂入りトレーナー、フレディ・ローチ氏が先週、パッキャオがミドル級に上げてIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)をターゲットにするプランを口にしたことが波紋を呼んでいる。

 41歳のウェルター級王者、パッキャオは昨年7月、WBAスーパー王者キース・サーマン(米)を下して健在ぶりをアピール。ウェルター級の対抗王者であるエロール・スペンス(IBF王者)、テレンス・クロフォード(WBO王者)、3階級制覇のマイキー・ガルシアらが対戦を望む中、ローチ氏のミドル級発言は唐突な印象を与えた。

 これに異を唱えたのがトップランクのボブ・アラムCEOだ。パッキャオはもともとトップランク傘下だったが、18年にライバルのPBCと契約した。

 現在、パッキャオと傘下のクロフォードの対戦を目論んでいるアラム氏は「ゴロフキンが峠を越えているのは知っているが、パッキャオにとってゴロフキンはいまだ危険な相手だ。パッキャオのベスト階級は140ポンド(S・ライト級)。ウェルター級でも少し小さい」とデイリーニュースに語っている。

 パッキャオはフライ級からクラスを上げ、S・ウェルター級まで6階級制覇(海外では8階級制覇と表現)を成し遂げて世界を驚かせた。ローチ氏の発言はどこまで本気か分からないが、観測気球的な意味合いもあるのだろう。

 フィリピン上院議員でもあるパッキャオは2022年のフィリピン大統領選出馬のニュースが流れ、年齢的にもこの先のキャリアはそう長くない。スーパースターの一挙手一投足に注目が集まっている。

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