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再び世界狙う2人、ビート最新10月号より

中量級トップ対談 伊藤雅雪vs.尾川堅一 
再び世界狙う2人、ビート最新10月号より

2020年9月15日 11時42分

 伊藤雅雪と尾川堅一。一時は対戦も期待された中量級のトップ選手同士による対談をお届けする。すでに伊藤は2階級制覇を狙ってライト級に上げ、S・フェザー級に留まる尾川とは階級が違ってしまったが、再び世界の舞台に立つ前に、ともに日本の実力者との試合が決定。最近はスパーリングで切磋琢磨し合う仲の二人にあらためてボクシング観、お互いのこと、そして今後の野望について聞く。取材前から「きっと対談にならないですよ」と苦笑していたのは伊藤だが……。=ボクシング・ビート10月号より=

1度だけ対戦の話があった

――本日はお2人に存分に語り合ってもらいましょう。最初の接点は?
尾川 スパーリングはノーランカーだった頃かな、一度やったよね。
伊藤 まだタイトルに絡む前ですね。その後ずいぶん空きました。
尾川 いまは、こないだもマス・スパーをやらせてもらったし、9月に入ってからもちょこちょこと。

――伊藤さんがトレーニングを光ジム以外で帝拳ジムでも行うことがあるから都合がいい。
尾川 ま、いるから(パートナーに)使ってやろうかと。
伊藤 ほらほら、ね、対談になんないでしょ(笑い)。帝拳さんには海外のプロモートをサポートしてもらったりして、途中ぐらいから「尾川さんと戦うことはないんだろうな」と思うようになったので(スパーも)気楽にはなりましたね。やっぱ顔も怖いし近寄りがたかったので。

――過去に対戦話はなかった?
伊藤 実は一度だけあるんですよ。(尾川に)知ってました? 僕が東洋太平洋のチャンピオンになって間もない頃、DANGANから声をかけたっぽいけど、その時は条件が合わなくて流れたはずです。江藤(伸悟)選手に勝った後かな。
尾川 一緒にやった時だね。俺が(内藤律樹に勝って)日本タイトルを獲ったんだ。

三代君は難しい相手です(伊藤)

伊藤 次はS・フェザー級のリミットですか? 契約体重じゃなく。
尾川 うん。
伊藤 そこはストイックですよね。別に60キロでいいし、楽じゃないですか。
尾川 向こうがS・フェザーがいいって言うから、全然問題ないし。僕的には周りが納得するのはジョー・ノイナイとの再戦かなと思ってましたけど、ジャメル・ヘリングはコロナになって防衛戦延びてるし、去年12月の初戦でWBOアジアパシフィック王座を獲っててもチャンスはなかったなと考えるとね。IBFのこだわりもあるんで、赤いベルトには。それでIBFを持っている西谷選手がやってくれるというので。

伊藤 やっぱりIBFが一番欲しいですか?
尾川 俺はね。
伊藤 今はジョジョ・ディアスか。
尾川 この(コロナの)状況だと仕方ないよね。

伊藤 僕も尾川さんもある程度格ができていて、そうすると日本人選手とは意外とやりにくいところありますよね。仮に今回、普通の日本ランカーが相手となると逆に尾川さんの格が落ちると思うんですよ、かといって海外から呼べないし、西谷選手のケースはこの時期だから成立するカードだと思う。僕が戦う三代君にしてもそういうランクじゃないとダメだったのかなと考えてます。
尾川 僕は大人なので誰でもいいんですよ。
伊藤 大人という言葉を使えばいいと思ってるでしょ。

 お互いのボクシングの分析は手合わせした者同士ならでは。笑いも交えて存分に語り合う両者の対談全文はきょう発売のボクシング・ビート10月号に掲載しています。アマゾンでもご購入いただけます→http://amzn.to/3keiQ3M

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