東京オリンピック女子フライ級準々決勝が1日、両国国技館で行われ、並木月海（自衛隊＝写真）がリオデジャネイロ五輪銅メダルのイングリット・バレンシア（コロンビア）に5-0判定勝ち。準決勝進出をはたし、メダルを確定させた。

　並木はスタートから気合い十分。アウトサイドから鋭いステップインで距離を詰めると、連打を叩き込んでバレンシアをリードする。パンチの回転の速さ、体をつけての押し合いで上回り、5ジャッジの支持を得た。

　同じサウスポーのバレンシアは何とか反撃したいところだが、並木の出入りの速さに対応でききない。並木は2回、さらに調子を上げて右フック、左ストレートを叩き込み、最終回はバレンシアの反撃をいくらか食らったものの文句なしの判定勝ちを収めた。

　日本女子はフェザー級の入江聖奈（日体大）が決勝進出を決めており、出場2人がそろってメダル獲得となった。フェザー級決勝は3日。並木が出場する女子フライ級準決勝は4日に行われる。