April
27
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

19°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 英洸貴が亀田京之介を下して新王者 日本ユース・フェザー級タイトル戦

英洸貴が亀田京之介を下して新王者 日本ユース・フェザー級タイトル戦

2021年11月13日 21時51分

 日本ユース・フェザー級タイトルマッチ8回戦は13日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で行われ、挑戦者の英洸貴(22=カシミ、写真)がチャンピオンの亀田京之介(23=ハラダ)を3-0の判定で下し、新王者になった。セミの51.8キロ8回戦で岩﨑圭祐(26=オール)が日本フライ級3位、浅海勝太(26=ハラダ)を3回TKOで破った。

英(右)は亀田を振り切った

◇日本ユース・フェザー級タイトルマッチ8回戦
英洸貴(カシミ)[3-0(76-75×2、77-75)]亀田京之介(ハラダ)
 ユースタイトル2度目のチャレンジの英は開始からジャブを突いて前に出た。亀田は右カウンターを狙う作戦で、やや手数が少ない。3回、英の右ストレートがヒット、攻勢をアピールした。亀田はロープを背負って右カウンターを放つが、なかなかヒットできず、焦りが見られた。

 6回、亀田はプッシングの反則で1点減点された。亀田は冷静さを欠いて、右を狙うもヒットできなかった。英も効果的なパンチを決めることはできず、最終ラウンドも互いに決定打を欠いたままゴングを聞いた。判定は2人が1ポイント差で英の勝ちとしており、亀田は反則の減点がなければ0-1のドロー防衛ができていた。

勝利に喜ぶ樫見会長(左)と英

 英は2年ぶりの勝利に「強い相手だったが、ジャブでうまく距離がとれた。でも、ジャブからのアッパー、右の連打など練習してきたことは出せなかった。来年は地元の金沢で防衛戦をしたい」と落ち着いて話した。英は9勝3KO2敗3分。

 ラフファイトを演じてタイトルを失った亀田は「カウンター狙いだったが、ジャブを出してもうまくジャブを返された。減点を取られたのは俺だけど、こんな判定ではやってられない」と試合後もエキサイトしていた。亀田は7勝6KO敗3敗1分。

岩﨑(右)はランカー浅海を撃破

◇51.8キロ8回戦
岩﨑圭祐(オール)[TKO3回2分15秒]浅海勝太(ハラダ)
 初のランカー相手に岩﨑が会心のTKO勝ちを飾った。開始からジャブを決めた岩﨑はフットワークがよく、浅海の接近を阻み、リズムに乗った攻撃を見せた。後手を踏んだ浅海は3回、強引に左フックで攻め込んだところに岩﨑の右ストレートを顔面に受けた。後退する浅海に岩﨑はラッシュをかけたところで、レフェリーが試合を止めた。

Related article
関連記事