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バトラーがWBOバンタム級暫定王座獲得 代役スルタンに判定勝ち 正規王者昇格の可能性も

2022年4月23日 8時54分

 英国リバプールで22日(日本時間23日)ゴングが鳴ったWBOバンタム級暫定王座決定戦は、同級1位ポール・バトラー(英)が4位ジョナス・スルタン(フィリピン)に3-0判定勝ち。WBO正規王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)がBBBofC(英国ボクシング管理委員会)の規定に接触し出場が取り消されたことで設けられたベルトを獲得した。

 元IBFバンタム級王者のバトラーがスピードを生かしたアウトボクシングで対処。急きょ抜擢されたスルタンは前進しながら左右を振り回す。4回あたりから流れを引き寄せたバトラーは左右コンビネーション、左ジャブを決めて優勢。6回、スルタンは右を痛打するが、ダメージを与えるまでに至らない。

 その後もバトラーはヒット・アンド・アウェー戦法を徹底しポイントを連取。地元ファンの応援を背に快調に飛ばす。11回、右ストレートなどを見舞ったバトラーに最終回スルタンは懸命にチャージしたが逃げ切り、英国人が116-112、118-110、117-111のスコアで勝利アナウンスを受けた。

 バトラー(33)は34勝15KO2敗。S・フライ級でジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に挑んだスルタンは2度目の挑戦に失敗。18勝11KO6敗。

 WBOは減量のためにサウナの使用が明るみになり、リングに上がれなかったカシメロの処分(王座はく奪)を検討中。近々、決断が下るもようで、それによってバトラーが正規王者に昇格する可能性もある。

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