WBC&WBOミドル級1位ハイメ・ムンギア（メキシコ）が11日（日本時間12日）、米カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターでWBOミドル級8位ジミー・ケリー（英）に5回2分57秒KO勝ち。WBO･S･ウェルター級王者からミドル級転向後6連勝5KOとなり、タイトル挑戦に前進した。試合はミドル級リミット5ポンド超の165ポンド契約で行われた。

　初回を僅差で抑えたように見えたムンギアに2回、ケリーが左フックを決めて反撃。3回には左ボディー、4回にも左を顔面に見舞う英国人がムンギアに苦戦を強いる。

　しかし5回、ムンギアの左フックを浴びたケリーはグラついてロープ際にダウン。カウント後、右アッパーで2度目のダウンを奪ったメキシカンが追撃をかけるとケリーはコーナーを背にまた倒れストップされた。

　ムンギアは40勝32KO無敗。ケリーは26勝10KO3敗。

　セミの10回戦では、ライト級ホープ、オスカル・デュアルテ（メキシコ）がマーク・ベルナルデス（フィリピン）を毎ラウンドめった打ちにし、8回2分5秒KO勝ち。戦績を23勝18KO1敗1分とした。ベルナルデスは23勝17KO6敗。

　同じリングで行われたIBF世界女子ミニマム級戦は、チャンピオンのヨカスタ・バジェ（コスタリカ）が挑戦者ローライン・ビジャロボス（米）に3ジャッジ一致の100-90のフルマークで防衛を果たした。Photos by Tom Hogan / Golden Boy