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川崎真琴が日本S・ウェルター級王座ドロー防衛 丸木凌介は4度目の挑戦実らず涙

2022年7月12日 21時23分

 日本S・ウェルター級タイトルマッチが12日、後楽園ホール「フェニックスバトル90」のメインで行われ、チャンピオンの川崎真琴(RK蒲田)が挑戦者1位の丸木凌介(天熊丸木)と10回フルラウンドを戦って95-95×3でドロー。川崎が初防衛に成功した。

川崎(右)は序盤良かったものの…

 初防衛戦を迎える38歳のチャンピオンに4度目の日本タイトル挑戦となる31歳のチャレンジャーが挑んだ。2回、川崎が右ストレート、左フックを決めて先制。川崎が早くも右のタイミングをつかんだか。パンチ力で上回る丸木は単発でボディにパンチを打ち込むものの、顔面への攻撃は川崎のブロックとフットワークに阻まれた。

 川崎が少しずつリズムをつかみ、ジャブ、左フックに右アッパーとパンチのバリエーションを増やしていく。丸木は5回に左右のボディブローを打ち込んでアピール。5回終了時の採点は48-47、49-46×2でチャンピオンがリードした。

 後半に入ると丸木はギアを上げて川崎に迫り、ボディ打ちか左右のフックを打ち込んでいった。なかなか川崎にダメージを与えることはできないが、川崎もタイミングのいいパンチを時折打ち込むものの、あまりピッチは上がっていかなかった。

 劣勢の丸木は9回、がむしゃらに打って出て、ボディ打ちやアッパーで川崎に迫った。川崎も打ち返して会場はヒートアップ。丸木は10回も必死になって攻めたが、川崎が守り切って終了のゴングを聞いた。川崎は13勝2KO8敗2分。丸木は18勝13KO7敗2分。

試合後、両者は互いの健闘をたたえあった

 川崎は「プレッシャーがいろいろあって守りのボクシングをしてしまった。防衛できたことはホッとしている。応援してくれる人には申し訳ないけど、僕は日本チャンピオンが限界だと思っています。だから日本のベルトの価値を上げるために防衛していきます」とリング上であいさつ。初防衛のプレッシャーからオーバーワークとなり、それが後半のペースダウンにつながった可能性を試合後に明かした。

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