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WBA挑戦者決定戦 フライ級は予想覆しヒメネス、ミニマム級はコリャソ勝ち抜く

2022年7月17日 18時25分

 16日ロサンゼルスのガルシアvs.フォルトゥーナのリングで行われた2つのWBA挑戦者決定戦と一つの地域タイトル決定戦の結果は次の通り。

判定を聞いた瞬間、ヒメネス(右)は歓喜

 WBAフライ級挑戦者決定戦は意外な結末。ランク2位ながら有利を予想されたゴールデンボーイ・プロモーションズ傘下のリカルド・サンドバル(米)が1位ダビ・ヒメネス(コスタリカ)に2-0判定負けを喫した。

 これまで英国で上位選手にKO勝ちするなど強打に定評があるサンドバルがパンチの正確さと威力で前半優位に進める。7回、ヒメネスはホールディングで減点1。

 その後ヒメネスもパンチを返すが終盤やや失速気味になる。ところが11回、振り向きざまに放った右フックでサンドバルを倒す。最終12回、追い込んだヒメネスだが、サンドバルの勝利は固いと思われた。

 しかし公式スコアは2ジャッジが114-112でヒメネス、もう一人は113-113。ヒメネス(12勝9KO無敗)が王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)の挑戦者に名乗りを上げた。サンドバルは20勝15KO2敗。

コリャソ(左)が元王者サルダールを攻略

 一方、WBAミニマム級挑戦者決定戦は同級2位オスカル・コリャソ(プエルトリコ)が元WBO王者の同1位ビック・サルダール(フィリピン)に3-0判定勝ち。ミゲル・コット・プロモーションにサポートされるコリャソ(25)がエリートアマの実力を披露してリード7回、左ボディー打ちでサルダールにカウントを聞かせる。

 それも束の間、サルダールの右アッパーで逆に倒される。ヒートアップした試合は8回、再び左ボディーで利かせたコリャソが主導権を握り終盤へ。サルダールも右を返して食い下がったが、最後はアウトボクシングに徹したコリャソが118-110、116-112×2のスコアで支持された。コリャソは5勝3KO無敗。WBAレギュラー王者エリック・ロサ(ドミニカ共和国)への挑戦権を獲得した。

 セミのNABOウェルター級王座決定戦は、アレクシス・ロチャ(米=IBF11位)がルイス・ベロン(アルゼンチン)に100-90が2者に99-91の3-0判定勝ちで戴冠した。ロチャは20勝13KO1敗。ベロンは19勝9KO5敗2分。 Photos by Tom Hogan/Golden Boy 

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