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無敗スガノブがIBF・Lフライ級1位の座へ 挑戦者決定戦でビセレスに負傷判定

2023年2月26日 7時04分

 現地時間25日、フィリピンのボホール州カラペのカラペ・カルチュラル・センターにてIBF世界L・フライ級挑戦者決定戦、同級4位のマーク・ビセレス(比)と同級6位のレジー・スガノブ(比)による同国人対決が行われ、8回1分39秒負傷判定でスガノブが勝利。トップコンテンダーの地位を獲得した。スコアは78-73、77-74、80-71の3-0。

ビセレス-スガノブ戦ポスター

 サウスポーのビセレスがポンポンとジャブを突きながらペースを掴もうとするものの、スガノブは初回終盤に左フックを浅くヒット、2回もスガノブの右がヒットし良いスタートを見せた。プレッシャーを掛けるビセレスもボディを打ち込むものの、スガノブの右ショートが良いタイミングで入る。

 迎えた4回終盤、スガノブの右ストレートがアゴ先にクリーンヒットし、ビセレスがダウン。立ち上がったビセレスだが、スガノブの右を再び食い足元をバタつかせるなどダメージを負う。5回、反撃の姿勢を見せるビセレスだがスガノブの右をやはり浴びて流れを変えることができない。6回中盤には偶然のバッティングによりビセレスは右眉を大きくカットするなど苦しい展開。

 出血しながらもポイントを挽回しようと前に出るビセレスだが、8回にはスガノブの右フックでバランスを崩すなど苦しい展開は変わらず、このラウンド中盤に2度目のドクターチェックが入ると続行不可と診断され負傷判定となった。

 王者、シベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)への指名挑戦権を手にした25歳のスガノブは13戦全勝4KO。コンパクトなパンチとディフェンスの巧さが光る。27歳のビセレスは17勝10KO1敗1分。これが初黒星となった。なお同級は1月28日に矢吹正道(緑)がロナルド・チャコン(ベネズエラ)に11回TKO勝ちを収め、2位のポジションを射止めている。

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