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フルトン陣営が井上尚弥のバンデージに注文 苦笑いの井上「神経質になりすぎでは…」 決戦まであと3日

2023年7月22日 15時19分

 25日に有明アリーナで開催される「NTTドコモ Presents WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ スティーブン・フルトンvs.井上尚弥 -streaming on Lemino-」の記者会見が22日、横浜市内のホテルで開かれた。イベントの模様はLeminoで無料ライブ配信される。

決戦まであと3日!

 試合への緊張感が高まる中、公式記者会見でフルトン陣営がいきなり仕掛けた。トレーナーのワヒーム・ラヒード氏が「ひとつ言わせてほしい」とマイクを持つと、長々と日本を褒め称えたあとで、「この試合はクリーンに行われてほしい。グローブをはめるときに安全、安心が確保されることを願う」と口にしたのだ。

 最初はよく意味が分からなかったのだが、再質問によって、井上のバンデージの巻き方について話していることが判明。井上のバンデージの巻き方を疑問視する記事が過去に出たことがあり、それを受けての発言だったのだ。ラヒーム氏は記者会見の最後にもマイクを握り、「どちらかの選手が有利になってはいけないという中で、バンデージの論争があった。パンパンのグローブで試合をしてはいけない。フルトンを守らなくてはいけないのでコメントした」と釈明した。

左がトレーナーのラヒーム氏

 これを驚きと苦笑をもって受け止めたのが井上だった。「自分は24戦やってきて全試合、正々堂々と試合をしてきた。何の記事を見たのか分からないけど、少しナイーブになりすぎなのかなと。こちらは正々堂々と戦うのでご心配なくと」とやんわり返した。

 会見を終えた大橋秀行会長は「世界戦を19試合やってきて問題は一度もなかった。(フルトン陣営が)何を言ってるのかよく分からない」と困惑の表情を浮かべつつ、大一番を前にフルトン陣営が神経質になっていることには理解を示した。試合当日は両陣営立ち会いのものとバンデージチェックが行われる。ここでひともめあるのかどうか…。

 一方、試合について井上は「階級を上げて初戦でフルトンと戦えるということが大きなモチベーションを生んでいる。挑戦者ということも高いモチベーションになっている」と精神面の充実をアピール。「いまS・バンタム級で一難強いチャンピオンはフルトンだと思うので、それに勝てば自分がS・バンタム級で一番強いことを証明できると思う」と決意を述べた。

 フルトンは「賢く、自分自身のままに楽しむこと。何より楽しむことが大切だ」と語り、「勝利意外を受け入れるつもりは毛頭ない」と必勝を宣言した。

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