大阪市北区のMBSテレビで深夜バラエティー番組「痛快！明石家電視台　関西ボクシングSP」の収録が1日行われ、世界王者の井岡一翔（井岡）、元世界王者の長谷川穂積（真正）をはじめ、関西の現役ボクサーら51人がスタジオに勢ぞろい、明石家さんまらと爆笑トークを繰り広げた。放送は関西地区で2月22日（月）午後11時53分から60分。

　出演したのは井岡、長谷川のほか、池山直、池原シーサー久美子（フュチュール）、多田悦子（真正）の女子世界王者、中谷正義、山本隆寛（井岡）、細川貴之（六島）、久保隼（真正）、竹中圭（高砂）、小澤瑶生（フュチュール）の男女OPBF王者、石田匠（井岡）、徳永幸大（ウォズ）、拳四朗（BMB）の日本王者に、元世界王者の宮崎亮（井岡）、安藤麻里（フュチュール）、元OPBF王者の仲村正男（渥美）と関西の主役たちがそろいもそろった。

　それぞれがどのようなボクサーなのか、各自が特徴をボードに書き、その内容をさんまが質問。交通費節約で大阪から奈良まで毎日自転車で通って練習するボクサー、高級車ベントレーでモスバーガーのアルバイトに通うボクサーなどなど、普段の真剣勝負の試合観戦では想像もつかないエピソードが続々、スタジオは爆笑の渦に包まれた。

　続いて、ボクサーの愚痴や悩みを聞くコーナーに移ったが、ここでは長谷川の悩みが出色。長女の小学4年生穂乃さん（10）がボクサーになりたいと言い出し困っていると長谷川が打ち明けた。穂乃さんは自分でバンテージを巻いて、ミット打ちなどを教えてほしいとせがんでいるそうだ。「センスもあってパンチ力をありますが、ボクシングは顔を打たれるし、やってほしくない。お金持ちと結婚してほしい」と長谷川は本心？を明かして笑いを誘った。

　このほか減量の苦しさや、独特の練習法なども紹介されたが、さんまの軽妙なトークにボクサーたちはお笑いで切り返すなど関西ボクサーの元気が爆発した収録だった。＝写真・MBS提供＝