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スコア付き 寺地拳四朗がWBC・L・フライ級王座返り咲き 攻撃的スタイルで矢吹正道を3回KO

2022年3月19日 16時59分

 WBC世界L・フライ級タイトルマッチが19日、京都市体育館で行われ、挑戦者の寺地拳四朗(BMB)がチャンピオンの矢吹正道(緑)に3回1分11秒KO勝ち。矢吹は初防衛に失敗。昨年9月、矢吹にV9を阻まれた拳四朗は王座に返り咲いた。

拳四朗の喜びが爆発した

 攻守を入れ替えてのダイレクトリマッチ。リベンジに燃える拳四朗が初回から仕掛けた。アフレッシブに前に出てジャブ、前回と違うのは重心を前めにして、初回から右を積極的に打ち込んでいくことだ。矢吹は下がりながら対応。ジャブ、左右のアッパーで拳四朗を迎撃しようとした。

 しかしこの日の拳四朗は気迫が違った。2回早々に右ストレートをヒットすると、ジャブ、左ボディ、また右ストレートで矢吹を追い込んでいく。矢吹も打たれたらすぐに打ち返し、カウンターを決めるシーンもあったが、拳四朗の勢いにのまれて自慢の強打に威力がない。

 迎えた3回、グイグイ前に出る拳四朗が右フック、左ボディを効かせると、矢吹の打ち終わりに踏み込んで右ストレートをクリーンヒット。矢吹がダウンし、拳四朗はガッツポーズだ。矢吹は何とか立ち上がったがふらつき、レフェリーが10カウントを数えた。

 昨年9月に王座陥落、ダイレクトリマッチで雪辱をはたした拳四朗はキャンバスにグローブを叩きつけ、涙を流して喜びを爆発させた。拳四朗は19勝11KO1敗。矢吹は13勝12KO4敗。

ダウンを奪ってガッツポーズ

拳四朗の勝利者インタビュー「ああ~、うれしい~、ありがとうございます~。あ~、よかった~。みんな僕のスタイルにびっくりしたでしょ。あれが新しいスタイルで加藤さん(健太トレーナー)を信じてやってきました。倒しにいくと決めていたんで、あとは加藤さんを信じて戦った。

矢吹に一言? 僕を強くしてくれて本当にありがとうございました。今後? ほんとに1回自信をなくしたけど、今日ので自信も取り戻せて、より自分も強くなれたと思うし、これからは強い相手としかやらないと思う。統一戦や階級を上げることも考えているので、もっと強くなれると思う。(解説者の)長谷川さんが『勝ったら違う景色が見えるぞ』と言ってたけどこれだったんですね。最高です、幸せすぎる~、一番うれしい」

◇フライ級8回戦
井上夕雅(真正)[2-0(77-75、78-74、76-76)]浅海勝太(ハラダ)

◇50.3キロ8回戦
芝力人(真正)[3-0(78-74、77-74×2)]川畑嗣穂(ワタナベ)

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